2011.01.30 ベリークール

どもども、野中です。
 
昨年あたりから姿見があるとポーズの練習をしてしまう癖ができてしまいました。
ポージングも習慣つけることでよりキレのある動きになるかな等と思ってたのがだんだん板についてしまってきたのですが…
 
昨日の朝、ちょっとしたことが起きまして。

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マンションから仕事場へ向かういつも通りの冬の朝であった。
部屋を出ると筑波山はいつもよりくっきりとした輪郭で迎えてくれた。
彼は画材の入ったキャリーバッグを右手に引き、地上に降りるべくエレベーターへ向かった。
ドアの横の制御盤には1の数字。恐らく同じマンションの住人が既に出かけた後なのだろう、彼は下向きの矢印を押した。
 
そしておよそ15秒ほどの間、ドアガラスに向かって残念ながらもはや習慣になってしまった様々な決めポーズをとる。 
自分自身の全身を見れる機会はそれ程ないのでここぞとばかりに指の角度等を確認する。
腕の動き、顎の角度、ガラスに映る自分を操作するように彼は最も迫力のある形を探す。
その間、1・2・3・4…と数字は増え、エレベーターはいつものように5階へ到着した。
 

 
 
 
ドアのあく音とともに視線を室内に向けると、彼の足下数センチ脇をじっと見つめる男。
 
そして現状がいまいち理解できず、男の容貌を見つめる彼。 
 
 
——–自分より一回りか年上だろうか、セブンイレブンのビニール袋の中身は恐らく朝食だろう、スウェットにダウンジャケット、その上にニット帽…
ははん、服装から察するに、
「休みの日位朝食は適当でいいや。ついでにATMでお金をおろしてこよっと。」と部屋着にダウンジャケットをはおり近所のコンビニへ、ATMより取り出した金子でオニギリ数個とペットボトル飲料を購入、目的を無事達成し、自宅に戻るところ、などといったところであろう——–
 

彼がそんな憶測を勝手にたて、タイミングを見計らいこの気まずい空気を打破する最高に気の効いたナイスな挨拶を考えているところ、
男はうつむいたまま一言「すみません」と何故か詫びたのち、白い息を残し足速に彼の後方へ去って行った。
 
 
 
吹き抜ける風、ベリークール。  
 
 
 
:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:- 
 おえかきやさんは本日も描きまくります! 
 
 1月30日
 

モアフィール宇都宮に甲斐

吉川市逸品朝市 に犬と野中
 
です。 
 
 
お近くの方!是非!


野中

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