2012.02.10 似顔絵に関する考えメモ
ども、野中です。
ちょっと先日から自分にとっての「似顔絵」はどういったものか考えをまとめたので記しておこうかな。と。
他の似顔絵師さんや似顔絵師を目指している方、似顔絵に興味を持っている方の考えの参考になれば。。。
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顔をテーマにした社会的な絵画である。
まず似顔絵を描くには最低限モデルの存在が必要です。
自画像の場合は自分対自分となりますが、似ている似ていないの判断は他の人の目が必要な場合が多いです。
このように、社会性を無視して描くことができないといった要素があります。
また、写真と違い、よりモデル本人を特定できるように描くことが必要です。
例えば免許証の写真が自分ぽくないときがあるように、写真が必ずしもモデル本人と同一の印象を与えるものではありません。
モデルの印象を抽出し、より本人に近い印象を与えるように描かれた絵画が似顔絵です。
また、絵画である以上アート的な側面も当然持ち合わせていると考えますが、
現状、似顔絵=ローアートと考えられていることが多いようです。
その理由としては、
・単価が安い
・クライアントありきで制作に入る場合が多い
・エンターテイメント性の高いメディアであること
といった点が上げられるかと思います。
遡ると、
おそらくは桃山時代の狩野秀頼の風俗画を発起とし、
寛永時代の町絵師の湯女図や、舞踊図屏風等で人物画としての広がりを見せ、
鳥居清信が一枚摺の役者絵を描いて、ブロマイド=似顔絵としての概念の完成となった
とも言える非常に歴史的、文化的なものなのにどうしてもローアートとして見られてしまうのはまだまだ、アートとしての側面の成熟、文化、およびその認知が足りないからであろうと考えています。
エンターテイメントである。
そもそも、エンターテイメントとはどういうものかということを条件づけておかないといけません、
直訳すれば人々を楽しませる娯楽となりますが、、、
では、どのような時に娯楽を感じるでしょうか?
そこには少なからず感動を与えるものでなければならないと思うんです。
シンプルに笑ってしまうというものを娯楽として位置づけても良いのですが、
楽しいもの、嬉しいもの、癒されるもの、涙を誘うもの、思わずシャッターを切ったり、誰かに話をしたくなってしまうもの、
少なからず話題性があるもの、といったものが娯楽であるかと思います。
描かれた似顔絵は自分一人で楽しむだけでなく人に見せて楽しむという要素がふんだんにあるということです。
ただ、席描きで似顔絵を描き提供する場合はそれらに加えて内容が複雑になってきます。
席描きの似顔絵は国内で最も多い似顔絵の形態だと思います。
エンターテイメントであるという考えのもと、
似顔絵を席描きで提供する場合は
似顔絵自体を提供すると考えて行なうか
似顔絵師のトークやアクション、見た目等のパフォーマンス、ブランド力、話題性などの付加価値をつけて提供するという考えのもと行なうか、
こちらの意識の違いで作品の提供の仕方や作風は大きく変わってきます。
(人前に立って絵を描く以上、速度、完成度、トーク、見た目等は常にモデルや周囲の方に見られているのですが)
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書くとドンドン長くなっていきそうなので今日はとりあえずこの辺で。
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2月18日
イーアスつくば
19日
イオンタウン守谷
兵庫県の似顔絵師、よしださんこといしいたつやさんが
おえかきやさんのゲストとして出演します。
よしださんについては
こちらを参照して下さい。
・よしださんという人。(ちゃんとしよぅ)
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今週末もおえかきやさんは出動します。
2月11日(土)
イーアスつくばに
やすかた、片岡、樋田、間中
ディアステージつくばに
菅
吉川マルシェに
野中、犬ケル
2月12日(日)
イーアスつくばに
もも、片岡、野中、さちお、井上
エヴァウィン小山に
やすかた
が出動します。
お近くの方、是非是非!
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