2012.03.18 2012年3月11日東日本大震災の日の出来事。

 

こんにちは
犬ケルです。
先週のことになってしまいますが
どうしても皆様に伝えなきゃとおもい更新します!

先週3月10日、11日。

私は気仙沼と山元町という津波の被害を多く受けたところに
大好きなあさむらゆきさん
http://asayuki.blog.so-net.ne.jp/
と一緒にボランティアで似顔絵かきにいっておりました。

3.11は東日本大震災の日です。
東北では多くの方が一回忌を迎えておられました。

特別な日なので正直直前まで似顔絵を楽しげにやってよいものか
あさゆきさんと一緒になやみましたが
気仙沼のシャンティ国際ボランティア会の皆さんも
山元町の地元のみなさまも快くうけてくださいました。

10日
気仙沼のシャンティ国際ボランティア会
http://sva.or.jp/index.html
の事務局へ。


行く途中、建物の一階が鉄骨、壁、むき出しになっていたりと
一年たった今でも大地震の爪跡をたくさん見かけて
ニュースで知っていたつもりになっていたけど
全然何もしらなかったんだなぁとショックで…

正直しょんぼりしていたのですが
皆さんの元気の良さとエネルギーをみていたら、下なんかむいてられっかい!
と喝!はいりましたよ。

それくらい現場は活気に満ちあふれていました。
寒い中、作業されておられる方
ホントご苦労様です。

現場では3.11亡くなった人の数だけキャンドルを
ともすイベントの準備でバタバタしていましたが、
合間合間をぬって、広報に使えるようにとボランティアスタッフさん達の
似顔絵を描かせていただきました。

あさゆきさんは一枚5分もしないうちにかわいい似顔絵を描かれるので
ついていくのに必死でしたが
「ボランティアスタッフさんお疲れさまです!」と心を込めてかきました。

隊長の
「みんなメール使い過ぎ。たいてい直接いうか電話ですむ用ばっかなんだから俺メールしない!」
というセリフに、人と人との会話がどんなに大切か気がつかされたような気がしました。

隊長ご結婚おめでとうございます!

 

10日よる
気仙沼から車で4時間くらいの山元町
おてら災害ボランティアセンターhttp://ameblo.jp/teracen/
へいきました。

津波被害が特に多かった所で、このお寺だけポツンとのこっていて、
夜になると周りは真っ暗でした。

津波で何もなくなってしまった空間。
でもそこは確実に人の手が入って、がれき撤去など
片付けがされている場所だったんですね。

何もないけど、いっぱい想いがある。
しーんとした真っ暗な夜景をみてジワジワこみあげるものがありました。

そしてこちらのお寺、やけに畳がガタガタして、隙間があったり段差があったり…

周りで家を流された方々がもちよってきてくれた畳なので、
色も縁の模様も高さもバラバラなのだと聞きました。
畳一枚一枚に家庭の面影がありました。
それが寄せ集まって、遠くからきているボランティアの方々と空間を共有しているのです…
ジーン。。。

全国からあつまったボランティアの人たち。
50名くらいいらっしゃったでしょうか。
3.11の前夜、おてら災害ボランティアセンターで皆肩を寄せ合っていました。

足湯のボランティア、テコンドーの講習、掃除、お花を植える…
様々なボランティアの形がありました。

続けることの大事さを実感しました。
毎回毎回やっていることはちいさくても、継続するといつのまにか大きなことになっていたり
人の和が生まれたり…
皆さんが築いてこられた人の和とパワーはとても素晴らしいものでした

ここでも何人か描かせていただきましたよー

みなさん朝方までおきておられたようでしたが
私が一番ねぼすけでした。。恥

ボランティアさんの体力ときびきびしたパワーってすごい。

さてさて3.11の朝。
JR山本駅(地震の被害で看板だけのこっています)
近くの橋元商店さんにて地元の方々の似顔絵を描かせていただきました。

橋元商店さんはコンビ二のようなお店で
机とイスが置いてあり、地元の方やボランティアの人が集まる憩いの場です。

偶然休憩にきていたボランティアの隊長たちが
「似顔絵やってる看板」を段ボールで作ってくれました。
ボランティアのボランティア。
どこいってもボランティア精神なんだなぁと感動しました。

橋元商店さんに来る人来る人を捕まえては、似顔絵を描かせていただきました。

あさゆきさんの愛情あるつっこみと軽快なトークで
地元のみなさんもドンドン笑顔になっていきます。

あさゆきさんを間近でみていると
似顔絵やさんて、本当に絵だけじゃないんだなぁと思います。

あさゆきさんは、積極的に「ご家族の写真ありませんか?」と家族似顔絵をかいていました。
描き手からすると描く数が増えて時間もかかるし大変なことです。

家族写真が津波で流されたから…
似顔絵では一緒に描いてあげたいと…

人に興味をもって、人が好きで、人を喜ばすことが好きな人だから
お客さんも本当に笑顔になってくれるんだなぁと思いました。

御墓参りにいらっしゃった親子、
家がなくなってしまった方、
思い出の写真が全部なくなってしまったかた、
地元の校長先生、
お子さんと離ればなれに生活してるお父さん、
郵便局の看板娘さま
ボランティアの方々などなど、

本当に沢山の方とお話して、いっぱい笑いました。

快く場所を提供してくださった橋元商店のみなさま有難う御座いました!

似顔絵一枚一枚橋元商店のご主人さんがラミネート加工してくれました。

津波で唯一のこったのがラミネートしてあった子供の賞状というエピソードをきいて、そういう思いでわざわざ加工して下さったのかとおもうと優しさに涙が出そうでした。

 

そんな3月11日でした。

私は正直一回ボランティアいけば、気が晴れると思っていたんです。
けれど、継続しなきゃ意味が無いことを今回学びました。

自分の得意なことは何か、自分にできることはなにか。

どんなに忙しくて、その時は何もできなかったとしても
重要なのは忘れないことだと思いました。

常に意識して計画して時間が空いたときに効率よくうごけるようにしておかねば。

兵庫から東北へ毎週車でボランティアにいっているのぶさん。
神戸の震災の時からボランティアを続けているボランティアのプロです。
本当に一日中運転して下さいました。

のぶさんの
「自力で現場にいけない人はその場に行っても役に立たない。」
というセリフにしびれました。
何者かもわからないのに、連れて行って下さって本当に感謝しています。
このご恩、数珠繋ぎせねば!
今度は私と旦那で運転して、あさゆきさんを連れてのぶさんにあいに行きます!

京都から十勝くん
すごく気が利く青年でした。
草食かとおもいきやソフト肉食。
自分で夢を実現させる力をもった今時珍しい青年でしたー。
十勝ジャパン/万歳

大阪からいりちゃん
ぱっとみほんわかお姉さんなのに、車長距離運転してくれたり
常に助手席で面白い話してくれたり…
男前な部分もあるほんわか、かわいいお姉さんでした。

そしてこんかい縁を繋いで下さったあさゆきさん。
似顔絵は絵だけでなくて、人の心にすっと寄り添える想いやりアイテムなのだと教えてもらいました。

正直、絵を描けるだけで皆から褒めていただけることが多いので
気をつけないとテングの鼻になる仕事ではあります。

似顔絵師の人柄も含めての似顔絵なんだなぁと思います。

似顔絵の可能性を本と肌で学ばせてもらいました。

似顔絵ってすごいんだよー!
というか
あさゆきさんの似顔絵がすごいんだよー!って思います。

私もあさゆきさんみたいな似顔絵師になりたいなぁ…

ちなみにあさゆきさんの似顔絵がこんな感じ。

かわいいー^^

 

なんだかまとまりませんが、皆さんもぜひ東北に足を運んで下さい。

帰る家があるありがたさ、

復興に頑張っている人がこんなにもいる。

気がつくことが沢山あります。

 

というわけで来週のおえかきやさんは…

3/20(火)
★ブランレヴュー
野中

第4週
3/24(土)
イーアス
やすかた、ぱり、すが、片岡、野中

3/25(日)
イーアス
やすかた、ぱり、すが、片岡、井上

 

です!ぜひ!

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